3日に行われた天皇杯2回戦。東京Vは熊本と対戦し先制点を奪われる苦しい展開となったが、前半の内に逆転すると後半にも3得点を奪って5-1と快勝した。
この試合で最後のゴールを奪ったのは東京VのMF高木大輔だった。ここ数試合は出場時間が短くなっている状況だが、いつだってチームが勝つために何をしなければいけないかを考えているのは、彼のいいところだ。「いまはチームの勝ちが第一。もちろん見ているだけではなく、自分もチャンスをつかんでいきたいけど、いまはみんなで高め合っていくことが大事だと思っている」。
それでも試合に出られない状況は苦しい日々でもある。しかし、「例えば、健慈くん(北脇)が試合に出て証明してくれたところもあるし、自分の兄でもある俊幸(高木/浦和)もやっぱりなかなか出番がなかった中で、いま代表組がいないときに出場機会を得て結果を残している。やっぱりそれは刺激になるし、(高木)善朗も点を取り始めているので、自分も負けていられないという気持ちが強い」とチームメートや兄弟から刺激を受け、練習の中からアピールを続けている。
11日のJ2第31節・水戸戦に向けて「少ない時間でも得点を取れるところを証明できるようにしたい」と意気込む高木大。水戸戦での躍動に期待したいところだ。
(東京V担当 林遼平)
2016/09/08 19:39