7日、クラブから岡村和哉が今月3日に両ひざ前十字じん帯断裂にともない手術を行ったことが発表された。
これによる本人のコメントは発表されていないが、北野誠監督によると、岡村は大学時代に右足ひざの前十字じん帯をすでに断裂しており、「それをかばい続けて逆足もひどくなっていたみたい。疲れてきてパワーも出なくなっていたところで練習中に後ろにガクンと来た」(北野監督)と逆足の前十字じん帯も断裂してしまったようだ。
岡村は北野監督が熊本で指揮を執っていた時にその才能を評価され、大阪学院大から10年に熊本に入団。その新シーズンを前に北野監督は熊本を去ったが、13年途中に長崎で出場機会を欲していた岡村を、新たに指揮を執っていた讃岐に呼び寄せていた。
その後も二人は師弟関係を育み、最も“北野サッカーを知る選手”として北野監督は岡村を重用。それだけに今回の岡村の離脱に対して「チームの中心選手だし、いろいろなポジションをこなせる便利な選手なので残念」とやや沈痛な表情。
それでも28歳という年齢を考えれば十分復帰への道が開かれていると考え、「今後の彼のためにも両足(の手術)をしておいたほうが良い」と親心から助言し、今回の両足同時出術に踏み切った。
もちろん長期離脱は余儀なくされるが、指揮官は「来季4月くらいにゲームに絡んでくれればうれしい」と信頼する愛弟子の帰りをいまから楽しみに待っている。
写真;松本隆志
(讃岐担当 松本隆志)
2016/09/08 10:42