19日、別メニュー調整を終えた主将の服部年宏がある若手二人に声をかけた。まず声をかけたのは、先発出場が濃厚となった山崎正登。前節・群馬戦で負傷交代を余儀なくされた井上平に代わり1トップを託された背番号15に「ここ勝負どころだぞ!」とパワーを送った。これを受けた山崎も「頑張ります。まだゴールがないので、流動的に動いて点を取りたい。決めるとこを確実に決めたい」と言葉に力を込める。
もう一人は清本拓己。前節・群馬戦で途中出場を果たしながら、試合終盤に再び交代を命じられてしまった背番号25だ。試合後は「めっちゃ悔しい」と話していただけに、「頑張ってこいよ! 途中で出て途中で代えられてもヘコむなよ!(笑)」と、20歳年下のチーム最年少を思いやった。
そんな服部は負傷中のため今節も帯同できない。それでも遠く離れた愛媛へ向かう若武者二人に力強いエールを送るその姿は、どこまでも岐阜の主将らしかった。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/03/19 18:05