監督としてのキャリアをスタートさせた特別なクラブである第4節の北九州との“古巣戦”を前に、三浦泰年監督が複雑な心境を語った。
「いまここで冷静に話している中で、北九州戦に向けた特別なモチベーションや感情を持っているかと問われたら、現時点ではそういう感情は持っていない。だからといって、北九州との対戦は、ほかのチームと戦う場合とは違うモノがあるだろうし……。何か良い言葉が見付かればいいけど、その良い言葉さえも見付けたくないという思いもある。初めてのことだから、特別な感情が湧き出てくるのか、もしくはそうでないのか。実際にどちらに感情が傾くのかは、本城に行ってその場所に立ってみないと分からない」。
開幕から3戦未勝利で迎える古巣戦。周囲はどうしても指揮官にエモーショナルな部分を求めがちだが、本人は「どのように戦うか。その準備はできている」と冷静だ。
まずは感傷に浸る前に、三浦監督は勝利だけを希求している。
(東京V担当 郡司聡)
2013/03/19 01:12