プロ初出場が初先発──。16日の第3節・甲府戦で腰の痛みを訴えた増川隆洋に代わり“緊急先発”を告げられた背番号15は、後半ロスタイムに決勝弾となるプロ初ゴールまで決めてしまった。
さらにチームに初勝利をもたらしたこの一発は、開幕戦のオウンゴールを除けばチームのシーズン初ゴールというオマケ付きだ。
衝撃のプロデビューを飾った本多勇喜は、これでもかというほど、この日の話題をさらった。
「試合の夜はアドレナリンが出過ぎて一睡もできませんでした(笑)。昨日のシーンが全部頭に出てきて……、どんなに頑張っても忘れられませんでした(笑)」。
そんな興奮から2日、本多の下には友人から何十通もの祝福メールが届き、そして甲府戦を“視察”していたスカウトの目にも止まったようだ。
「本多さん、初勝ち点3ありがとうございます(笑)」。
18日の練習後、“持っている男”は今季から名古屋のスカウトを務めている巻佑樹にまで崇められていた。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/03/19 00:58