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　27日の天皇杯1回戦・FC徳島セレステ戦で公式戦初出場を果たした徳島ヴォルティスの井筒陸也。あらためて、初出場の心境を言葉にした。
　今季、関西学院大から加入した大卒ルーキーはセレステ戦では最終ラインから攻撃をテンポアップさせるパスを供給して、存分に持ち味を発揮した。初出場から数日経ち、「あらためてサッカーを続けてきて良かったと思った」と率直な感想を述べた。
　そして、井筒は開幕前に「冨田大介から多くのことを学ぶといい」と強化部からアドバイスをもらっていた。その冨田とともに天皇杯1回戦では最終ラインを任されたのだが、「練習のときからたくさん声をかけてもらっていて、戦術面など攻守においていろいろなことを教えてもらっている。（セレステ戦は）普段から公式戦に出場しているメンバーばかりではなかった中で、うまくいかない場面もあったが、トミさん（冨田）と一緒に出場してみて、周りへの気遣いであったり、バランスを取ろうとする感じであったり、試合の中で修正しようとする意図を感じた」と、新たに経験値を一つ上げたようだ。そして、「僕も僕なりに周りの選手に声をかけて、できるだけうまくゲーム運びができるように意識していた」と振り返る。
　また、「大学の関係者もそうだし、（リーグ戦では）ベンチ外かとガッカリさせていた徳島の方にも喜んでもらえた。父も観に来ていたので良かった」と言う。3日の天皇杯2回戦・北九州戦でも出場機会をつかみ取り、次は同カテゴリーの相手にも積極的にチャレンジして