21日のJ2第30節・長崎戦でプロ初ゴールを決め、その1週間後の天皇杯1回戦でクラブ史上初の公式戦ハットトリックを決めた鈴木隆雅。たった1週間で目の前に開けた景色が激変し、天皇杯の試合後には「(前所属の)鹿島のチームメートからも連絡をもらってうれしかったし、またやってやろうという気持ちになった」とさらに意気も上がる。
その祝いの連絡をしたチームメートの一人が今節の対戦相手である熊本の守護神・GK佐藤昭大。鈴木からすれば佐藤は鹿島時代からプライベートでもお世話になった大先輩。「(今節で)一緒にプレーできるのも、会えるのも楽しみ」(鈴木)と笑顔を見せるが、「サンちゃん(佐藤)が相手なので絶対に決めたいし、ほかのチームのGKからよりもゴールを取りたい気持ちは強い」と親しいがゆえに調子がうなぎ登りの自身のパフォーマンスを肌で感じてもらいたいという気持ちがある。
元チームメートということで「すごく手足が長いし、良いGK。経験もあるので簡単にはゴールは決まらない」とその手強さは十分にわかっているが、「しっかりコースを狙えば、点が取れないGKはいない。ただ打つのではなく、ゴールにパスを出す意識でやれたら」とすでにイメージはできているようだ。
写真:松本隆志
(愛媛担当 松本隆志)
2016/08/30 16:20