内容が悪くて負ける試合は悔しいが、内容が良くて負ける試合には別の悔しさがある。前節・名古屋戦は甲府にとって後者の典型で、城福浩監督が「受け入れがたい結果」と語る展開だった。
試合後の会見では「問題があるとすれば、おそらく選手でなく私」という一言で言い尽くしてしまった監督だが、週が明けた今日になって「俺のせいだとしか言いようのない、それ以外の言葉を絶対発さない方がいいなっていう、ゲームでした」と振り返る。
選手の退場、ミスや、判定などに責任を“転嫁”するのも一つの知恵かもしれない。しかし「そんな(弁解を述べる)心境に微塵もならないくらい悔しかった」というのが指揮官の心境だった。
(甲府担当 大島和人)
2013/03/18 18:45