熊本地震の影響により順延となっていたJ2第12節の札幌vs熊本が25日に組み込まれた。そのため、25日にリーグ戦を行い、27日にはすぐに天皇杯1回戦(筑波大戦)を行うという、稀な過密日程となっている札幌。
そうした中で、この二つの試合に向けて意欲を高めているのが6年目のDF櫛引一紀だ。「まずは熊本戦の先発メンバーに絡めるように、良いアピールをしたい」と発した上で、「定位置を確保している身ではないので、天皇杯でも良いプレーをして存在感を示さなければいけない」と続ける。「勝たなければ、どれだけアピールをしても意味はない。特に天皇杯は大学生が相手なので、プロとして勝利を得るのは最低限」と、まずはチームの勝利があってこその、自らのアピールであることを強調。
「リーグ戦は言うまでもなく重要だし、天皇杯の試合からもリーグ戦への良い流れは作れる。どちらも非常に大事な試合」。櫛引は今週の2試合を力強く見据えている。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/08/23 17:53