前節、新潟に敗れて残留圏の15位・甲府との勝ち点差が残り8試合で『10』に拡大してしまった福岡。そんな中で24日には中3日での磐田戦を迎える。その磐田戦に向けた定例の囲み取材が22日に行われた。
その中でプレミアリーグ・レスターが見せた一昨季の残留劇(残り8試合時点で最下位だったが最終的には残留を達成)についての質問があった。それに対して井原正巳監督は
「サッカーの質などは実際に映像を見ていないので分からないですけど、まずはチームが残留のために全員が最後まで一つになってやっているかというところは大事になってくるでしょう。それは現場だけではなくて、すべてがそういうパワーで一つになっているかというのも大きいかと思います」と答えた。
その上でチーム全体の残留に向けた気持ちの強さを強調。「ここまでなかなか勝っていないチームがここから(レスターと同じ)7勝するかと言われてしまうかもしれないけど、それはやってみないと分からない。最後の最後まであきらめないし、一つ勝つことで流れが変わる可能性は十分にあると思います」とあくまでも前向きにコメント。
指揮官のポジティブな姿勢がチーム全体にも波及するか。中3日の連戦で磐田に勝ち、奇跡への足がかりとしたい。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/08/22 20:02