突然の恩師の来訪に、二人の“教え子”は表情が和らいだ。
森村昂太と重松健太郎がFC東京U-18在籍時代に監督として指導を受けた倉又寿雄氏(現・立教大学サッカー部監督)が19日、町田の練習場を訪れた。倉又氏の現在の教え子である立教の選手が練習生として町田の練習に参加していたため、同氏はトレーニングを視察。全体練習が終わったあと、森村と重松は恩師と言葉を交わした。
「『ボランチやっているんだってな』と声をかけられたので、『ボランチ、難しいっす』とか、そんな言葉を交わしました」
倉又監督時代の森村は、左SBからFWのポジションにコンバートされた経緯もあって、倉又氏から見れば、ボランチ・森村は意外に映るという。
「広い視野を持つきっかけを使ってくれた監督なんです。今日、クラさん(倉又監督)と会って刺激を受けました」
そう言って、恩師との再会を喜んだ森村と同様に、重松も倉又氏と言葉を交わした。
「久しぶりに僕のプレーを見たけど、今日の動きは僕らしくて良かったよと言ってもらえました」
2日後にザスパクサツ群馬とのリーグ戦を控えた彼らにとって、恩師との再会は、懐かしさを覚えると同時に刺激に満ちた時間でもあった。
(町田担当 郡司聡)
2016/08/20 11:55