リオ五輪に参加していたFW興梠慎三(写真左)とDF遠藤航(写真右)が17日、浦和のチームに合流した。
遠藤は合流初日から五輪での疲れを見せずにフルメニューを消化。リオ五輪については「あんまり時間が経っていないし気持ちの整理はできていない」と話しながらも、「この五輪があったから自分は成長できたとあとで言えるようにしないといけない。良い経験だったと言えるようにしないといけない」と力強く話した。五輪に懸ける思いは人一倍強かったが、これはあくまで通過点。「(U-19日本代表のアジア予選敗退などで)国際大会の経験ができていなかったので、経験不足が結果に出た。だからいま、この国際大会を経験したこの悔しさを次のロシア(W杯)とか一人ひとりの成長につなげていくという段階をいま、踏んでいる」(遠藤)。
ただ、主将として引っ張り続け、U-19日本代表からともに戦ってきた選手が多かったU-23日本代表の活動が終わったことに関しては寂しさも感じているようだ。「あとはA代表を目指すしかない。そういう話は最後に監督もしていたし、選手一人ひとりも間違いなく思っていること。みんなこのU-23のチームは好きでやっていたと思うので、少しでも多くの選手が集まるために一人ひとりが頑張るしかない」と決意を新たにした。
自らのステップアップのため、そして“仲間”と再び青いユニフォームを着て世界と戦うため、「悔しい思いを日々のトレーニングからぶつけてやっていく」(遠藤)ことを誓った。
(浦和担当 菊地正典)
2016/08/17 18:30