
J2第29節・松本戦を翌日に控えた13日の練習場には、サポーター有志の手によって、試合で使用する横断幕がびっしりと貼られていた。これは昨季のJ1昇格プレーオフ以来であり、“決戦”ムードは自然と高まった。
前節の山口戦(2◯0)で、第20節の東京V戦(1○0)以来、今季2度目の先発を果たした玉田圭司も、「励みになるよね。サポーターも一緒に戦っている、という気持ちは、いつも持っている」と話す。今季はノーゴールが続く玉田だが、勝てば2位浮上となる大一番でJ1昇格プレーオフ決勝以来となるゴールが生まれれば、C大阪が勢いづくことは間違いない。
J2第29節・松本戦を翌日に控えた13日の練習では、11対11で酒本憲幸が自身の1得点を含む3得点に絡む大暴れを見せた。トップチームの一員としては今季初出場となった第26節の京都戦(3△3)後、「公式戦で試合に出て、応援してもらって、やっぱりサッカーは楽しいなと思ったし、『プロサッカー選手になれて良かったな』というところまでいきました(笑)。ベンチメンバーを含め、苦しいときにどれだけチームが一つになれるかが大事」と話した“キングサーモン”が決戦を前にチームを盛り上げた。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2016/08/13 17:14