8月4日練習前、松本山雅FCの選手、スタッフが急性心筋梗塞により34歳の若さで急逝した松田直樹さんに黙とうした。
松田さんは2011年、横浜FMよりJFL所属(当時)の松本へと移籍。Jリーグ昇格を目指していたチームの中にあって、日本代表やJ1リーグ制覇などの豊富な経験を還元。飯田真輝や鐡戸裕史などチームメートにも多大な好影響を与えていたが、シーズン途中の8月2日の練習中に突然倒れ、同4日に亡くなった。
5回目の命日となるこの日、練習場のピッチ中央に松田さんのパネル4枚が設置。選手、スタッフが取り囲んで、故人を偲んだ。負傷により離脱中の田中隼磨やオビナもピッチへ姿を見せており、特に横浜FMで同僚だった田中は「彼の意思を伝えていくのが自分の使命だと思っている」と心境を語った。現在は網膜剥離のリハビリ中で本格復帰はこれからという現状だが、「必ず戻るということを約束した。一日でも早く帰ってこられるように最大限の努力をしたい」とピッチ復帰を誓っていた。
(松本担当 多岐太宿)
2016/08/04 18:18