7日に行われるJ2第27節で京都が対戦する東京Vは、京都に加入したばかりの吉野恭平にとってユース時代からプロ2年目までを過ごした古巣のチーム。いまも愛着は強いようで、「ヴェルディに入っていなければプロになれなかったし、いまの自分もいない。感謝している特別なクラブ」と、東京Vへの思いを口にする。
吉野が相手チームの選手として東京Vと対峙するのは、今回が初めて。やや複雑な思いもあるようで、「ヴェルディの試合はずっと見ていたし、結果も気になる。京都の選手である以上は勝たないといけないけど、そうなるとヴェルディが負ける。できれば戦いたくない」と苦笑いを見せる。
それでも、ユースから同期の安在和樹、楠美圭史との対戦は楽しみにしている様子。「高1からずっと一緒にやっていたし、二人のプレーはよく分かっている。安在は試合当日(8月7日)が誕生日? それなら、絶対に勝たせたくない。そんな日に勝たせると調子に乗る。京都名物をプレゼントしてあげるから、その代わりに勝ちはあげない(笑)」と話し、旧友へのライバル心をのぞかせていた。
(京都担当 川瀬太補)
2016/08/03 18:13