
2ndステージが開幕してから、全試合で得点を奪っている小林悠が、その秘訣を明らかにした。
小林は前節のFC東京戦で連続試合ゴール数を『5』に伸ばした。川崎Fの“伝説”であるジュニーニョに並んだことは多くのメディアで報じられた。J1 2nd第6節のアウェイ・湘南戦で記録更新の6試合連続弾がかかるが、アウェイでゴールを取る前日に“良い行い”をすると点が取れると彼は語る。
「しっかりシーツも片付けて、『ありがとうございました』と紙に書いて置いたりしますよ」
アウェイの試合の前泊で部屋を出る際には、ホテルに感謝を。2nd第3節の名古屋戦(3◯0)の前日には「反対側に行くときに横断歩道がない道路を横切る人もいた中、あえてわざわざ遠くの横断歩道を使って渡りました。めっちゃ遠回りでしたけど」と、しっかりと交通ルールを守ったらしい。試合では、“誰よりも早く”先制点をゲットした。
2nd第5節の磐田戦(1△1)では貴重な同点弾を挙げてチームに貢献したが、その前日にはホテルの部屋に入ってきた虫を殺さずに逃がしたという。
性格の良さがにじみ出るエピソードばかりで、誰もができることではない。ただただ感心するばかりだが、「当たり前のことをきちんとやっているだけですよ」と小林は謙遜する。
この人間性の高さが、彼のプレーヤーとしての価値を高めている要因の一つであるのだろう。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/07/30 07:31