
26日に鳥栖から長崎への期限付き移籍加入が発表されたMFペク・ソンドンが、27日から長崎のトレーニングに参加した。
今回、鳥栖が元モロッコ代表FWムスタファ・エル・カビルを獲得したため、外国籍選手枠の関係もあって、急きょ移籍が決まった格好のペク・ソンドンは、チームがオフだった25日に長崎へ到着し、オフ明けとなった27日のトレーニングに初合流。「悪くはないが、まだ70%程度のコンディション」と語っているペク・ソンドンだが、J1の1stステージやナビスコカップに出場していたこともあり、まずまずの状態を披露。ランニングやボールを使ったトレーニングでも存在感を示していた。
FWから両ワイドのポジションまでをこなし、スピードと力強さを持つアタッカーには、文字どおり“助っ人”としての活躍が期待される。本人もそれは十分に自覚しているようで、「最近の長崎のゲーム映像を観ながら、自分だったらどうプレーするか、どういうプレーをやらなければいけないかを考えていた。高木琢也監督やコーチ陣と話をしながら、どのポジション、どんな役割であっても、早く戦力になれるように頑張りたい」とコメント。
また、「今日が長崎での初めてのトレーニングだったけど、チームのみんなが積極的に声をかけたり、冗談を言ってきたりしてくれて、チームに入って行きやすかった。1週間くらい一緒にやっているんじゃないかという感じ」と語るとおり、チームにもうまく溶け込めたようで、リーグ後半戦の大きな力となってくれそうだ。
(長崎担当 藤原裕久)
2016/07/27 20:16