現在のC大阪は、中国1部・長春亜泰へ移籍したブルーノ・メネゲウが抜けたトップ下の競争が激しい。J2第23節・群馬戦に向けて13日に行われた紅白戦では、澤上竜二、丸岡満、玉田圭司の3人がAチームのトップ下でプレーした。
その中で、一定のアピールに成功したのが、出場すればトップチームデビューとなる丸岡。練習後は、「デビューだけではなく、先発を狙う気持ちで、試合まであと2日間アピールを続けたい。群馬戦で先発を勝ち取れるようにしたい。いざ試合になると緊張すると思うけど、出たときは爆発できるように。ここまでの半年間が報われる瞬間が待ち遠しい」と充実の表情で話した。
大熊監督も、「まだまだ自分のプレーでチームを引っ張る存在ではないけど、周囲をつなげるスキルはある。周りと結集することで、チーム全体の中でより(丸岡の)力が浮き出てくる」と丸岡を評価。「(先発の可能性も)十分あるけど、チャンスを与えるというより、自分の力でつかんでほしい」と、一層の奮起を促した。
もっとも、丸岡のあとにトップ下に入った玉田も短時間で何度も決定機を演出するなど、「さすがの経験値。(玉田が入って)全体の動き出しも良くなった」と大熊監督も唸るプレーを披露しただけに、激しい先発争いは群馬戦直前まで続きそうだ。
写真:小田尚史(C大阪担当)
(C大阪担当 小田尚史)
2016/07/13 20:08