岐阜から金沢へ期限付き移籍で加入した秋葉勝が13日、チームに合流。さっそくフルメニューを消化した。
「熱心に誘っていただいた。僕自身、(岐阜で)試合に出場していなかった。ほかにチャンスがあるのならという思い」から秋葉は移籍を決断。「半年だけなので、結果にこだわる。チームが良くなることも大事だし、個人としても結果を残さないといけない。数字や勝ち点3にこだわってプレーしていきたい」と意気込んだ。
秋葉は岐阜で出場機会に恵まれなかった。しかしその実力は、昨季金沢で十二分に発揮(J2リーグ42試合出場2得点)しており、もはや疑いの余地はない。
「ボールを持ったとき常に顔が上がっている。(受け手の)タイミングが合わないときも、良い(ボールの)持ち方をしながら、周りが動く時間を作ってくれる。判断も速く、良い判断をしてくれる。守備での予測も非常に良い。中盤でボールを奪う回数が増えることを期待している」(森下仁之監督)。指揮官は秋葉に厚い信頼を寄せている。
昨季の快進撃を大きく支えたのが秋葉・山藤健太のダブルボランチだった。「絶妙のバランス、あうんの呼吸で二人はプレーすると思う。二人合わせてチームの心臓になるんじゃないかな」と、森下監督は”金沢の心臓”の復活を匂わせた。
秋葉は16日のJ2第23節・山形戦から出場可能となる見通し。ユース時代を含めると山形に15年以上在籍した秋葉は、初めての古巣戦に向け「楽しみにしています」と話している。
(金沢担当 野中拓也)
2016/07/13 16:38