岐阜のMF田森大己が、ホームで行われる3日のJ2第21節・京都戦に向けて“二つの必勝”を誓った。
まずは、古巣から勝利を奪うこと。今季、京都から加入した田森は「意識しないことはないし勝ちたい」と語り、「同い年だし、しょっしゅう一緒にいた」という戦友DF石櫃洋祐との対戦に向けても「調子が良さそうなので、負けないように」と静かに意気込んだ。
そして長らく勝利のないホームに歓喜を届けなければいけない。今季は7勝を収めている岐阜だが、ホームでは3月の第5節・水戸戦(1○0)以来勝利がなく、ここまでホームで10試合行われわずか2勝。現在は4連敗中で“逆内弁慶”の状態。ラモス瑠偉監督も「そういうジンクスを作りたくない。地元で勝てないのはめちゃくちゃ悔しいし、サポーターを増やすためにも、地元で勝つこと。何とか、流れを変えないと」と口にする。
前節・熊本戦(2●3)の敗戦でJ1昇格プレーオフ圏との勝ち点差が『9』に開くなど正念場を迎えている岐阜。田森は「プレーオフ圏を狙う上でも(前半戦)最後のホームで勝つのと負けるのとで、後半戦に向かう気持ちも全然違ってくる」と強調し、約3カ月ぶりのホーム戦勝利を誓った。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/07/02 15:17