鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が異例の対応について説明した。
鳥栖は今週、16日を除いて全ての練習を非公開とする異例の対応を敷いている。唯一の公開日となった16日の練習後、囲み取材に応じたマッシモ・フィッカデンティ監督はその意図についてまずはイタリアンジョークを飛ばした。「非公開にすることで(メディアのみなさんに)寂しさを感じてもらえると思ったので非公開の日を作ってみました。毎日会っていると、普通になっちゃうので少し会う日を減らしてみました(笑)」。伊達男のイタリア人指揮官らしく女性へのアプローチさながら?の方法で記者陣の心を掴みたかったようだ。
もちろん、これは冗談。その後、指揮官は話を続ける。「集中して練習をさせたいというのがあった。(前節、名古屋に勝って)良い雰囲気だったので、より雰囲気を上げるために、今週はこういうやり方をしてみました。すごく雰囲気が良くなっていると思います」、それが本来の意図だったようだ。鎌田大地も「チームとしてはやりたいことを集中した感じでやれたのはよかったんじゃないかなと思います」と話したように、指揮官の狙いは選手たちにも伝わった様子。
今季初の連勝、そして、開幕戦以来のホーム戦勝利へ。集中した練習環境作りだけでなく秘策も用意したのか。非公開尽くしだったからこその楽しみがG大阪戦にはありそうだ。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/06/17 13:13