仙台は6日、いわきFC(福島県社会人2部リーグ)と練習試合を行い、3-3で引き分けた。試合形式は45分×2本。
1本目は将来のJリーグ入りを目指して強化を進めているいわきFCが、7分に先制。だが仙台は、この試合でポジションを入れ替えて出場したFW西村拓真とMF杉浦恭平(写真左)のゴールで逆転した。その後も仙台の攻勢は続いたが、オウンゴールで追い付かれて2-2で1本目を終えた。
2本目では5分に西村がこの日2点目を決めて仙台がリードし、なおも攻め続けたが追加点を奪えず。練習生を加えた終盤に追い付かれて1-1となり、2本合計3-3で試合を終えた。
5日のナビスコカップ最終節・横浜FM戦(0●2)でグループステージ敗退が決定した翌日の試合。この日、指揮を執った福永泰コーチは「次のリーグ戦で『チャンスをつかむんだ』と気持ちを切り替えて、意欲を見せるべき試合だった」とこの試合を位置付けていた。ナビスコカップで経験を積み、力を付けた若手も多く含まれた試合だったが、アピールできた選手もいた一方で、要所でいわきFCに競り負けてミスをする場面も散見された。「球際での戦いが、できている選手とできていない選手がいる試合になってしまった」と福永コーチは厳しい表情。次のチャンスを自らの手でつかみ取るために、出場メンバーの多くには一層の奮起が求められる。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/06/06 16:56