関東各地で強風が吹き荒れた13日。この日は練習場でも煙霧と砂まじりの豪風が選手たちに襲いかかり、予定されていた午前練習は中止。室内トレーニングのみとなった。
さすがの選手も、スタッフが事前に配置したマーカー、コーンが次々と風を受けて流れていく眺めながら「これはマジでヤバいっす」(昌子源)と、笑うしかない悪天候。唯一、屋外で基礎練習を続けたGK陣からは「目がやられました」(佐藤昭大)と悲鳴が上がった。その一方で、アクシデントを逆手に遊び始めたのはダヴィ。風速15mを超える横風を計算に入れ、巻き気味のループショットをジュニーニョに当ててケラケラと笑っていた。
練習を重視するセレーゾ監督のもと、これまでタイトなスケジュールをこなしてきた鹿島だが、今週は第3節・広島戦が日曜開催ということもあり、通常よりも過酷な週6日の練習が予定されていた。昨季覇者との大一番を前に、つかの間の休息となった一日であった。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/03/13 21:03