19日、東京Vは今季初めて非公開練習を行った。
14年の9月に監督に就任した冨樫剛一監督にとって、これが初の非公開練習となった。練習後の囲み取材に対応した指揮官は「本来ならば自分たちは見てもらって、応援してもらうチームだと思っているので、サポーターのみなさんにはすごく申し訳ない」と謝罪。それと同時に「自分たちがもう一度(チームを)作り上げて、より良いものを見せられるようにしていきたいと思った中で、トライする価値があると思ってやりました」と今回の状況を説明した。
9試合勝ち星なしと難しい状況にある東京Vにとって、これを勝利への一つのきっかけにできるか。「外(に対して)はクローズだったけど、練習はすごくオープンな中で話ができたと思っている」と冨樫監督。これまでもチーム内でのコミュニケーションや、ディスカッションする機会は、決して少なかったわけではない。それでも、それを重点的に行うことで違った風景が見えてくることもある。週末の清水戦に向け、チームは前向きに準備を進めている。
(東京V担当 林遼平)
2016/05/19 19:48