今季から湘南に新加入した155cmの最小Jリーガー、中川寛斗。
「柏のサッカーと湘南は違うから最初は少し戸惑った」とは言うものの、縦に速く攻める湘南スタイルにすぐさま順応している。その戦術理解度と吸収力、そして判断力の速さはチームでもトップクラスだ。「あの身長でここ(プロ)まで来れたのにはそういう部分があるからこそ」と曺監督は評価する。
「ある程度体が大きい人だったらトラップをミスしても相手に体を入れることでマイボールにできる。だけど自分はそういうことが出来ないし、ちょっとしたミスが致命的になってしまう。なので、基礎技術のところはかなりこだわった」と中川は語る。また、取材対応時に発される言葉の中には、随所に彼の頭の良さを感じることが出来る。
まだメンバー入りこそ果たせていないが、Jのピッチにデビューする日も遠い未来ではないだろう。
(湘南担当 竹中玲央奈)
2013/03/13 19:01