平川忠亮が1日、誕生日を迎えた。名門・清水商高(現・清水桜が丘高)から筑波大を経て2002年に浦和に加入して今季で15年目。37歳を迎えた平川は、「年々、若くなっていったらいいのにと思う。歳を取ることはあまりうれしくない」と、誕生日をそれほど歓迎していない様子だった。
今季の出場はACL第2節のアウェイ・浦項戦のみだが、トレーニングでは味方にとっては気の利いた、相手にとってはいやらしい動きを見せながら衰えを感じさせないプレーを続けている。平川は「昔に比べて運動量や質が落ちてくる中で、生き残るためにやるべきことを自分で見付けていかないといけない。相手チームは37歳になったからといって手加減してくれないので、常にどこで相手を越えていくかということを研究、考えていきたい」と、類まれなる戦術理解度を持つ頭脳派らしいコメントを残した。
一方で、最近は練習後にランニングを行っていることについて問われると、「夏に向けて絞って、沖縄にでも行きたいですね」と言ってみたり、37歳の目標を聞かれれば「体脂肪をもうちょっと落としたい」と言ってみたり、真面目なだけではなく、お茶目な一面も覗かせた37歳の誕生日だった。
(浦和担当 菊地正典)
2016/05/01 20:20