熊本地震の被災者へ支援物資を集める活動を、千葉は20日の午前練習終了後にスタートさせた。
本格的に支援活動に取り組む中で先導役になったのが、熊本県出身の藤嶋栄介である。
復興支援を考えていた藤嶋は、「(クラブから4.5tのお米を被災地に送る以外に)親や友達から連絡を受けて、何か出来ることはないかなと考えていた。そこで支援物資が人手不足で避難所などに送り切れていないことを知った」という現状から、16日未明の震度7の地震発生後に大津高の先輩でロアッソ熊本に所属する巻誠一郎にコンタクト。そこで巻が福岡を拠点に物資を配給することを知ると、藤嶋はクラブ側やチームメイトの賛同を得た上で千葉から支援させてもらう意向を連絡した。
興味を示したサポーターが平日にも関わらず、多くの物資をユナイテッドパークまで届けにきてくれた。その1人ひとりに感謝の意を伝えた藤嶋と他の選手。「本当に沢山の支援物資を届けて頂き、感謝をしています。明日もご支援のほどを宜しくお願いします。今日は沢山のご協力ありがとうございました」と藤嶋。明日も14時から18時の予定でユナイテッドパーク(練習場)内のオフィシャルショップ12JEF前で支援物資を募る。
また、支援物資を福岡まで運ぶための10tトラックなどをご提供できる方は、クラブ(ジェフユナイテッド株式会社/TEL:043-305-1502)、藤嶋選手のツイッター(@eiskeeeee0131)まで連絡を頂ければとのことだ。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/04/20 23:41