名古屋U-18から加入1年目のFW森晃太は、ここまでリーグ戦で2試合、カップ戦で1試合、途中出場のチャンスをつかんできた。そして、ナビスコカップ第3節の磐田戦は初先発を果たしたが、相手がロングボールを入れてきたときのシャドーとしての守備の約束事を疎かにして、開始14秒の失点の一因となってしまった。
「モヤモヤしてるんです」と言うので、佐久間悟監督から厳しく指摘されて少し落ち込んでいるかと思いきや、「シーズンが始まって時間が経つのにゴールを決めていないから気持ちが落ち着かないんです」と、ザ・ストライカーのマイウエイなコメント。「(名古屋)U-18のころは味方のゴールをお膳立てするくらいの余裕があったけど、いまはミニゲームでも自分でゴールを決めたい」と餓えまくっている。
湘南戦の翌日からはU-19代表候補キャンプに合流するが、同年代のライバルと渡り合うためにもゴールという結果が欲しい。2020年東京五輪のエース候補は心の餓えを湘南戦で癒すことができるか。
(甲府担当 マツオジュン)
2016/04/10 06:22