
GK西川周作がリベンジへの思いを強めている。10日に行われる明治安田J1・1st第6節、横浜FM戦。浦和にとって日産スタジアムでの横浜FM戦は昨季、0−4で完敗した苦い思い出として残っている試合であり、西川にとっては浦和加入後、最多失点を喫した試合だった。西川は横浜FM戦について「昨年の0-4という結果もあるし、アウェイで結果を出したい。Jリーグ、ACLといい流れで来ているので、昨年と違う浦和レッズを見せたい」と意気込みを語った。
昨季の試合の先制点は中村俊輔の直接FKだったが、中村は前節のG大阪戦でも芸術的なFKを決めており、「FKが注目されている」。その中村について西川は、「一発で仕留めにくる実力はなかなかほかにない。世界でも通用することは、シュンさん(中村)が証明してきたこと。それをJリーグで体感できるのは自分にとっても良いこと。あのFKは試合でしか得られないものだと思う」と対戦できる経験をポジティブに捉えると同時に、「去年のボールはかなり逃げていった。さすがに自分も策は練っている」と“中村封じ”に自信を覗かせた。
「去年のマリノス戦は何もできない試合だったので、自分たちとしてはリベンジを果たしたい」と力を込めた西川。アジア最強とも言える広州恒大戦に続いて、横浜FM戦での完封を目指す。
(浦和担当 菊地正典)
2016/04/08 19:18