7日、監督人生初の師弟対決を週末に控えた井原正巳監督が心境を語った。
柏時代にネルシーニョ監督(現・神戸)の下、ヘッドコーチとして6年間師事した間柄である井原監督。指導者人生をスタートさせたあとに影響を受けた指導者として「ネルシーニョ監督と反町康治監督(現・松本)」の二人の名前を挙げる井原監督だが、師匠とも言うべきネルシーニョ監督との初対戦を迎えることになった。
その心境について井原監督は「同じ舞台で戦えることになったなと。その巡り合わせに感謝したいと思います。そうなるとは思ってもみなかったし、再会できるのもすごく楽しみ」。井原監督にとって、ネルシーニョ監督を間近で見てきた6年間はかけがえのないもの。相手のストロングポイントを消し、自分たちの最大値を引き出すスタイルは共通点も多い。師匠であるネルシーニョ監督については「妥協しない。勝つために何が必要なのかを割り切ってできる方。選手をみんな平等に見ますし、日本人的な感情は入れずに力をしっかり見て(メンバーを決める)というところもハッキリしている。プロ意識や厳しさが一番ある人」とその偉大さを語る。
井原監督にとっては胸を借りる立場になるが、リーグ戦で未だ勝利がない福岡にとっては是が非でも勝ち点3が必要な試合。師匠であるネルシーニョ監督率いる神戸から自身のJ1初勝利を奪いに行く。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/04/07 16:34