「今週を区切りにしている。試合前(26日の天皇杯準々決勝・仙台戦)に決められればと思っています。決まったらお伝えします」(クリスティアーノ)。つまり決断のリミットは数日中――。今季リーグ戦は14得点、ACLや天皇杯を含めれば18得点を挙げたクリスティアーノが22日、柏市内の練習場で自身の今後についての心境を語った。
当初からJ残留希望を明言していたクリスティアーノだが「日本のクラブから話があったことはあった。いまは話を詰めている最中」と、交渉の進捗状況を説明。複数のクラブから接触、オファーがあったとのことで、いまは代理人が詰めの交渉を進め、さらに本人が最終決断を下すという状況だという。
柏への残留については「夏が終わったころからの(今季限りという)話だったので、残るということはない」とあらためてはっきり否定する彼だが、退団が決まっているにもかかわらず終盤戦は素晴らしいパフォーマンスを見せた。「天皇杯がない状態だったらもう(移籍先を)決めていたと思うけれど、まずは柏のためにというのがあって(決断を)伸ばした」と柏へ思いも併せて強調していた。
(柏担当 大島和人)
2015/12/22 16:50