連日のハードメニューが続く神戸。10日、「疲労も良い感じに溜まっている」と話した前田凌佑は、「追い込んだほうが試合で動けますから」とハードな練習を歓迎。テンポ良くボールを動かし、クレバーな守備を精力的にこなした。
そんな前田の優れた能力の一つは、先輩、同期、後輩を問わず原則としてイジるコミュニケーション力。「もちろん強度の違いはありますよ」と、”球際”について語るのと同じ調子でイジりの強度を解説。「クニさんにはやわらかくなりますけど、イシヅ、タカハシは…」。”クニ”こと北本久仁衛と、”イシヅ”こと石津大介や”タカハシ”こと高橋祥平へのアプローチの違いを語り、「(イジりが)ピッチでも生きてくるんで」と積極的に”和”を落とし込んでいる。
前田は「試合(天皇杯準々決勝・浦和戦/26日)はまだ少し先ですけど、そこへ向けて取り組んでいます」と話し、練習場で熱いメンタルをむき出しにしている。
(神戸担当 小野慶太)
2015/12/11 07:00