
4日のトレーニング終了後、いつも選手たちがグラウンドから出入りするクラブハウスのドアが強い風にあおられ、ガラスが割れるアクシデントが発生した。
このドアはしばしば強風の影響で激しく開閉する危険があり、過去にも破損寸前の事例があったため、みんなで気をつけていたのだが、この日に限って景気の良い音とともにガラスが砕け散ってしまった。
ブラジルではガラスが割れるのは吉兆と言われる。08年にウェズレイが練習中に放ったシュートがクラブハウスの窓を直撃したことがあったが、その年、チームは快進撃を続け、J1リーグ戦4位でシーズンをフィニッシュ。ナビスコ杯で初タイトルも奪取した。
今季は苦しい日々が続いてきたが、最後の最後に来て縁起の良いアクシデント。段ボールとガムテープで応急処置したクラブハウスのドアも、体を張ってチームの武運を後押ししてくれているようだった。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/12/04 19:53