仙台は3日に練習を再開し、26日の天皇杯準々決勝・柏戦に向けた準備を始めた。約10日間のオフで選手たちはそれぞれリフレッシュ。Jリーグの各カテゴリーで行われたポストシーズンの試合を観戦した者も、旅に出た者もいた。それぞれ、気を引き締め直し、練習場に戻ってきた。
金園英学は故郷の大阪に帰ったり、宮城県気仙沼市を訪れたりしたとのことだ。「大阪ではリラックスできましたし、気仙沼では(東日本大震災の)被災地の様子もゆっくり見てきました」。もっと回りたいところがあったそうだが、「それは来年の1月にまた」と、天皇杯を勝ち上がったあとのオフに考えている。
その金園は、大阪の関西大在学時に、第89回天皇杯2回戦で、甲府から2得点した経験を持つ。「あのときはJクラブと試合をできるだけでワクワクして戦いました」とのことだが、今季の第95回大会でも「どの相手でも、学生のときのようにがむしゃらに、思いきりやるだけです」と初心を忘れていない。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/12/03 16:54