チーム練習最終日は5対5のミニゲーム大会。遠くに見える南アルプスの峰は白く輝き、本格的な冬の訪れを感じるが、12月になる前にシーズンが終わるということはやっぱり変な感じ……
クラブW杯もJリーグチャンピオンシップもJ1昇格プレーオフもJ2・J3入れ替え戦も、天皇杯ももう直接関係ない甲府は、11月29日がチーム練習最終日。5人のチームを4つ作ってミニゲーム大会を行った後、全選手とスタッフが練習場に来てくれたファン・サポーターに挨拶をしてシーズンを終了。来季もGM兼任となる佐久間悟監督は、試合だけでなく練習場にも熱心に足を運んでくれることに対する感謝の気持ちを直接伝えたかったようで、選手・スタッフと赴いた。来季は、予算面でも今年以上に厳しい状況の中で戦うことになりそうで、今後の選手・スタッフとの契約交渉がどう進むのか気になるところだが、年間13位で3年連続でJ1に残留したことは全員で勝ち取った誇れる成果。年間8位でフィニッシュした湘南に次ぐコストパフォーマンスの良さではないかと推測する。
来季は、スタイルの継続とはいえ、対戦相手対策だけでなく”攻撃を創る”というチャレンジが必要になる。進化があってこその継続を、佐久間甲府がどう創り上げるのか、期待して注目したい。
練習を見に来てくれたファン・サポーターに挨拶する佐久間悟監督と選手・スタッフ。毎日、練習場にファン・サポーターの姿と視線があることが選手に喜びといい緊張感与えてくれた。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/11/30 12:15