8日は、反町康治監督の49歳の誕生日。公開練習ではなかったためファン・サポーターの姿こそなかったものの、選手は皆一様に落ち着きがなく、練習取材に訪れたメディアもカメラを片手にその瞬間を今かと待ち構えていた。
その瞬間が訪れたのは練習直後だった。ゲームキャプテンの飯田真輝を中心に選手たちはなみなみと水が注がれたペットボトルやカラーコーンを持って様子をうかがいながら一瞬のスキを突くと、さながら公式戦を髣髴とさせる猪突猛進ぶりで指揮官に大量の水をこれでもかと浴びせかけていた。なお、勢い余ったのか小松憲太も水をかけられるという二次被害も起こっていた。
替えのジャージに着替えてから感想を聞かれた指揮官は「もう、うれしくない」と、報道陣から贈られたバースデーケーキを前に苦笑いを浮かべていた。
(松本担当 多岐太宿)
2013/03/08 17:33