J2残留が絶望的な状況の栃木だが、今週のチームは次節(明治安田J2第42節・札幌戦)に向けて高いモチベーションを保って練習に臨んでいる。本間勲がいう。
「ここでだらしないゲームをするわけにはいかない。プライド、誇りを懸けてすべてを出し切るための準備をします」
サポーターも同じ気持ちだろう。先週に続き、今週の練習場にも試合で使う横断幕が掲げられ、選手たちの背中を力強く後押していた。
「朝早くに来て張ってくれて、一緒に闘ってくれている。サポーターも最後まで闘おうとしているのだから、僕らは絶対に結果で応えないといけない」
本間は「最終節に見せるべきは“いいゲーム”ではない」とこう断言する。
「勝ちから遠ざかっているし、何より結果がほしい。今季は惜しいゲームはたくさんしてきたけど、サポーターはそれを見たいんじゃない。どんな形でもいいから勝ち点3を取る試合が見たいはず。だから僕らは綺麗にプレーするんじゃなくて、泥臭くてもいいから勝ち点3を取って栃木に帰ってくる。サポーターもそれを期待していると思うし、そのために最終節は戦います」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/11/20 20:31