勝てば自力残留の決まった前節・讃岐戦(0●3)。大粒の雨が降り注ぐ中、四国まで大勢のサポーターが駆け付けたものの、自分たちの力を出し切ることができず、準備してきた形が裏目に出たこともあり、完敗を喫してしまった。
それでも他会場で21位・大分が敗戦。チームがスタジアムを後にしたあとに、J2残留が確定した。ラモス瑠偉監督は、このように言葉をつづっている。
「今シーズンは、スポンサー、ファン・サポーターの皆さまにイヤな思いをさせてしまい、申し訳なく思っている。この形で残留が決まったことは、ホッとはしているが、自分たちの手で決めたかったので、情けない気持ちがある。来年は二度とこのようなことがないように頑張りたい。最後の福岡戦で良い試合を見せたい」
波瀾万丈だった改革2年目も残すところ1試合。序盤に6連敗を喫するなど、苦しみながら最下位から這い上がってきたからこその残留でもあるが、目標がそこではないことは言うまでもない。讃岐戦直後の選手たちが一様に暗い表情を見せていたように、自分たちの手で残留を決められなかった悔いも残っている。
その覚悟を示したいラストマッチは、J1昇格を争う3位・福岡とのホーム最終戦。ラモス体制最終年の来季につながるような戦いを見せることが使命となる。
(岐阜担当 村本裕太)
2015/11/15 10:00