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　6日、昨季まで徳島に在籍していた徳重隆明の引退が発表された。徳島との契約が満了した昨季末、「チャンスがあれば（プロとして）現役を続けて行きたい」と語っていただけに引退は残念だが、徳重が残した功績が色褪せることはない。

　昨季の全体練習最終日には、徳島での4年間を振り返り、「昇格のチャンスもありながら達成出来なかったことに悔いも残るけど、目標に向かって戦った4年間は忘れない。来季以降、徳島の昇格を陰ながら応援しています」とも話していた。

　C大阪、徳島と2つのチームでともにプレーした濱田武は、「自分がプロ2年目の時に（徳重が）C大阪に入って来て、そこから何歳になっても体のキレを失うことなく準備する姿は凄いと思っていた」と話す。

　具体的な思い出などを尋ねると、「そういうのは特にないですけど…（苦笑）」と寡黙な2人らしい関係性も伺えたが、「（見た目と違って）怖くなかったし、優しい、いい先輩でした」と結んだ。