「予測済み」、「想定の範囲内」--。
脳トレの成果もあって、こんな言葉をしばしば口にする丹羽大輝だが、明治安田J1・2nd第15節・仙台戦ではさすがの「脳トレ男」にも予測し得ないハプニングが起きていた。前半、パトリックが先制ゴールを決めた直後に祝福の輪が出来たが、駆け寄った丹羽にパトリックがまさかの頭突きをお見舞い。
「ウオーッて叫んだあと、アイツが訳の分からんタイミングでヘディングして来たんですよ」
ブラジル生まれのフィジカルモンスターの頭は、丹羽の口元に激突。幸いにも丹羽のトレードマークであるマウスピースが装着されていたため、互いに事なきを得た。しかし、パトリックの頭突きは想像以上のパワーだったようだ。「マウスピースを着けてなかったら、僕の歯が絶対にパトの頭に突き刺さっていた。マジっすよ。初めてマウスピースを着けていた効果が出ましたね」と苦笑い。頭が当たった衝撃と想定外への驚きで困惑する丹羽に、パトリックは「ジスクーパ(ごめん)、ジスクーパ」とフォローはしたそうだが、一歩間違えれば、まさかの大惨事だった。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/10/29 12:04