前節・北九州戦(0●4)に途中出場した田中パウロ淳一は「みんな悪い意味でキレイなプレーをしていた。前を向いて相手がイヤがるプレーをしようと思っていたが、結果を見たら0-4」と話す。
84分、田中がボールを持ち上がりチャンスを演出。しかし、「ドリブルで運んだがシュートを打てなかった。ジャーン(ジャーン・モーゼル)が横で空いていたが、『この状態でパスを出すのではなく、自分で行こう』と思った。全然うまくいかなかった」。
金沢にいま必要なのは”積極性”だと、選手たちは皆、口にする。田中は「周りにも伝わるようにプレーしようと思っていたので、(シュートに)行った」という。
「一個でも誰かが気持ちのあるプレーを、周りにもサポーターにも伝わるようなプレーをすれば変わると思う」
田中のエゴイスティックなチームプレーが、苦境脱出のキッカケとなるか。
(金沢担当 野中拓也)
2015/10/28 07:00