富山との開幕戦に後半途中からピッチに登場すると、爆発的なスピードで相手ディフェンス陣を慌てさせ、ゴールの匂いをさせたキム・ドンフィ。
「スタメンじゃなくて悔しかった。最初から出るつもりで準備していた」と、開幕戦を振り返ったキム・ドンフィ。
「試合のイメージは出来ていた。監督からも、相手は疲れているので、持ち味のスピードを生かすように言われた。一生懸命やったが、チーム、サポートの期待に応えられなくて申し訳ない」と、結果を出せなかった自分を責めていた。
キャンプ中に話を聞いた時は、自らの性格を「とってもシャイです」と、恥ずかしそうに答えたキム・ドンフィ。唯一話しかけられるのは森村昂太とのことで、「彼は優しいし、頭が良い」と話していた。
だが現在は、「皆んなと、練習や生活をしているので、沢山コミュニケーションが取れる様になったよ。普通の生活レベルの言葉は、もう理解出来るよ(笑)」と少年の様な笑顔で答えてくれた。
そして、「北九州には、攻撃を期待されて呼ばれている。チームの勝利に貢献出来る、ゴールを沢山決めたい」と、もう一度引き締まった表情で抱負を語った。
(北九州担当 坂本真)
2013/03/07 17:57