明治安田J1・2nd第15節の今節・山形戦に出場すれば、渡邉千真はJ1通算200試合出場を達成する。自身にとってのメモリアルな一戦を控えるが、渡邉は20日、「それどころじゃない」と質問の機先を制するように語気を強めた。
前節・横浜FM戦を1-2で落とし、リーグ戦5連敗。順位も15位まで下げている状況を踏まえ、「(山形戦は)勝たなくてはいけない試合」であることを強調。「勝ち点3を取れるようにしたいし、そこで200試合が良かったと思えたらいいけど、まずは勝つことしか考えていない」とピシャリと言った。
渡邉は現在、3試合連続で得点中。ただ、うち2試合は敗れており、「チームの勝ちにつながらないのが悔しい」と本音をこぼす。それでも、「チャンスでしっかり決めていることはポジティブに捉えたい」とも話し、複数得点への意気込みを語った。
この日の練習は疲労の蓄積が考慮され、フィジカルメニューを回避。ただ、その後のミニゲームを精力的にこなした背番号19。必勝を期す山形戦へ準備をスタートさせている。
(神戸担当 小野慶太)
2015/10/21 07:00