「ほっといてもテンションは上がる」と今回の一戦(明治安田J1・2nd第14節・広島戦)に強い思いをのぞかせるのは広島の下部組織で育った田坂祐介。彼が育った広島ユースは2人1部屋の全寮制で、そこでは様々な思い出があったようだ。「7時の朝礼に遅れた人はその日の練習ができないから、みんなで助けあっていました。10分前に起きてなかったらその部屋に電話をして。その電話の音がめっちゃ怖いんですよ。それに気づいた瞬間に寝坊と分かるから。今でも聞いたらぱっと起きます(笑)」
ちなみに当時の田坂の同部屋は現札幌の前田俊介で「あいつはタラタラしていますからね、叩き起こしていました」とのこと。ただ、遅刻はせずともギリギリの時間に朝礼に来る選手もいるそうで「真冬とかで点呼することもあるんですけど、何故か半袖のやつがいる。それは寝坊でダッシュで来たから。『あいつ絶対に寝坊しただろ!』ってすぐにわかります。そんな中普通に寒い中半袖でストレッチとかしてる姿は面白いですよ」と饒舌に語り、翌日の一戦のことも一瞬ではあるが頭から離れたようであった。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2015/10/17 07:00