湘南との今季4度目の対戦となった天皇杯3回戦(3○2)は、まさしく“4度目の正直”で勝利をモノにした。先制点を許しながらも、その直後にペナルティーエリア手前でのセットプレーの好機を得ると、トリックプレーから前田直輝が同点弾を挙げた。
「振り返るとスーパーなモノではなかった。勝利のキッカケになったと言ってもらえたらうれしいが、リーグ戦の厳しい状況でも結果を出したい」と浮足立つことなく、今節・新潟戦を見据える若武者は、13日の国際親善試合・日本対イランを観て、気持ちを新たにしたようだ。
「この前の試合を観ていても感じるものがあります。特に同世代の(南野)拓実が出ているのは刺激になりますね」
南野(ザルツブルク)や浅野拓磨(広島)ら同世代のアタッカーはA代表に招集され、違う舞台へと進み始めているが、もちろん負けるつもりはない。厳しい生存競争を勝ち上がり、さらなるステップアップを目指す。
(松本担当 多岐太宿)
2015/10/15 19:33