前節(明治安田J2第33節千葉戦/0●2)、6試合ぶりにスタメン出場した湯沢洋介は序盤から左サイドで仕掛けて相手を揺さぶった。
これだけならいつも通りだが、この日違ったのは守備意識。ビハインドで迎えた後半には相手のカウンターに対して長い距離を走って自陣ゴール前に戻り、2対2の数的同数のピンチを身体を張って凌いでみせた。
「久しぶりの出場だったし、チャンスを無駄にしたくなかった。どんな形でもいいから攻守に貢献したかった」
気持ちのこもった充実のプレーぶり。当然、降格圏に停滞するチーム状況に思うところはある。
「サポーターはJ3に落ちる栃木SCなんて見たくないはず。地元出身の自分や中美(慶哉)や金子(翔太)はもっと奮起しないといけないと思うんです」
そして言葉をこう続けた。
「地元のクラブだし、これだけ期待してくれているサポーターも大勢いるし、絶対にJ3には落とせないです。残り9試合、勝つために力の限りを尽くすので、できる限りの後押しをお願いします」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/09/25 19:54