天皇杯2回戦・東京V戦(3○1)の先制点は横谷繁が相手DFウェズレイに激しいプレッシャーを掛けたことから生まれた。得点を決めた泉澤仁も「繁くんが頑張ってくれていたので」と称賛したように、前線からのプレッシャーがハマったことで得点以外のシーンでも試合を優位に進める時間帯を長くできていた。
横谷は東京V戦について、「トップ下に入ったら常にCBの横パスは狙っているし、トラップが大きいところはスライディングで行った」と振り返る。明治安田J2リーグ戦再開となる今節(第31節)・水戸戦でも、家長昭博の出場停止によって中央に入ることが濃厚だ。
「右サイドよりトップ下のほうが守備のスイッチを入れやすい。チームとして『ここ』ってときに僕が行ったら後ろが付いてきてくれる場面がある。そういうシーンを作れるように、スイッチを入れていきたい」
攻撃はもちろん、守備でもスイッチ役となる背番号17の働きに注目したい。
(大宮担当 片村光博)
2015/09/10 07:00