練習見学に来るサポーターの方なら『大嶽塾』の存在はご存じだろう。大嶽直人コーチが若手やそのほかの志願者を集めて行なうとてもかなりハードな居残り練習のことだ。この大嶽塾に毎度参加するのは小谷健悟、弓崎恭平、梶原夕希也の今季新加入の3人だ。
最近、その塾生たちの活躍が顕著だ。例えば、8月29日の天皇杯1回戦のJ.FC MIYAZAKI戦(2○1)では、弓崎が今季公式戦初先発を果たし、柱谷幸一監督が「使えるメドが立った」と評価するパフォーマンスを披露。また、8月30日の広島とのトレーニングマッチでは梶原が先制、小谷が追加点を挙げて、3-0の勝利に貢献した。
ただ、大嶽塾長の言葉は厳しい。3人の活躍を一応は評価した上で「弓崎は同じ、あるいは上のカテゴリーのチームとの試合でどれだけできるかが大事。小谷と梶原は広島戦では良かったが、それで満足しているようではダメ」と言った。この厳しさがきっと選手の成長を促しているに違いない。
(北九州担当 島田徹)
2015/09/02 17:21