17日と18日の2日間のオフを、出身校(鹿屋体育大)の先輩である多田高行と『鉄なべ餃子』を食べ、また大学時代の友人と遊んで有意義に過ごした様子の小谷健悟。「2日じゃ足りないくらい、楽しかったです」という小谷の笑顔を見ながら、別の質問を投げかけてみた。なぜ、そんなに器用なのですか?
小谷の武器は多様性。紅白戦や練習試合でこなしたポジションは『GK以外は全部』と言えるほどユーティリティー性は際立っている。身体能力や運動神経にその秘密が隠されているのでは、と考えたが「サッカー以外のスポーツはダメ。卓球が何とか、というレベル。水泳なんて飛び込みもできない」と本人。
では、器用さはどこから、と考えていたら、小谷がこう言った。「僕、深くは考えないんです」。これって、言いかえれば、目の前にやってくる状況に自然と体を反応させる、あるいはごく自然に意識を適応させるということで、つまりは高い順応性を備えるということ。なるほど、小谷はメンタルが“器用”なんだ!
(北九州担当 島田徹)
2015/08/19 19:37