前節(明治安田J2第23節)・岡山戦(3○0)、今季初めてベンチメンバーに高瀬優孝の名前があった。ルーキーイヤーだった昨季は苦しいチーム状況の中で出番が回ってきたが、今季はチームが好調を維持する中でのメンバー入り。「(ベンチ入りは)僕の中は結構大きなことだった。これからも続けていこうという気持ちがさらに湧いてきた」という手ごたえも当然だろう。
「いまは練習で常に調子の良い先発組とやったりしていて、そこでもまれている。チームメートの指示や声も聞き入れやすい状況だし、自分を成長させてくれている環境が整っていると思う」(高瀬)
もちろん、ベンチ入りだけで満足はできない。ベンチ入りを経たことで、「縦への推進力とか、速い攻撃とか、強引にでもどんどん積極的にしかけて、運動量を増やしてチームを活性化できるように」という試合へのイメージも明確になった。貴重な左利きの左SBとして、飛躍の時を虎視眈々とうかがっている。
(大宮担当 片村光博)
2015/07/15 19:49